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ノミ・マダニ・寄生虫予防について

「室内飼育だから大丈夫」と思っていませんか? ノミやマダニ、お腹の寄生虫は、散歩コースだけでなく、ベランダや飼い主様の靴・衣類に付着して家の中に侵入することもあります。 これらの寄生虫はかゆみなどの軽い症状だけでなく、重篤な病気を引き起こすことがあります。 大切なご家族を病気から守るため、年間を通した定期的な予防が重要です。

予防の重要性

寄生虫は一度感染すると、動物の健康だけでなく、ご家族や生活環境にも影響を及ぼします。 そのため、「感染してから治療」ではなく「予防」が最も大切です。
当院では、安心・安全な予防方法をご提案しています。

ノミによる被害

ノミは体長1〜3mmほどの小さな寄生虫で、犬や猫の皮膚に寄生し吸血します。驚異的な繁殖力を持っており、一度家に入り込むと卵を産み落とし、あっという間に増殖します。

主な症状

  • 強いかゆみ・掻きむしり
  • 皮膚炎(ノミアレルギー性皮膚炎)
  • 脱毛・湿疹
  • 貧血(特に子犬・子猫)

関連する病気

  • ノミアレルギー性皮膚炎(FAD)
  • 瓜実条虫(サナダムシ)の媒介

マダニによる被害

マダニは草むらや公園などに生息し、動物や人に寄生して吸血します。特に春〜秋に多く発生しますが、近年では通年リスクがあります。 命に係わる深刻な感染症を媒介することもある危険な存在です。

主な症状

  • 皮膚に黒や茶色のしこり(マダニの付着)
  • 吸血による炎症
  • 元気消失・発熱(感染症の場合)

関連する病気

  • SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
    (人獣共通感染症)
  • バベシア症(貧血・発熱・食欲不振)
  • ライム病

マダニは人にも感染症を媒介するため、特に注意が必要です。
もしマダニが寄生した場合、無理に引き抜こうとするとマダニの口の部分が皮膚に残ってしまうことがあります。寄生したマダニは取り除こうとせず獣医師による駆除とケアが必要です。

消化管寄生虫(お腹の虫)

犬や猫の体内(主に腸)に寄生する虫で、見た目ではわかりにくいことも多いですが、健康に大きな影響を与えます。

主な種類

  • 回虫
  • 鉤虫
  • 鞭虫
  • 条虫(サナダムシ)

主な症状

  • 下痢・軟便
  • 嘔吐
  • 体重減少
  • お腹の張り
  • 発育不良(子犬・子猫)

一部の寄生虫は人にも感染する人獣共通感染症です。小さなお子様がいるご家庭では特に予防が重要です。

フィラリア症

フィラリア症(犬糸状虫症)は蚊を媒介して感染する寄生虫で、心臓や肺動脈に寄生します。
詳しくは「フィラリア予防」のページをご覧ください。

フィラリア予防

予防方法

当院では以下の予防方法をご提案しています。

  • スポットタイプ(滴下薬)

    首元に垂らすタイプで、ノミ・マダニ・一部寄生虫に有効です。

  • 内服タイプ(おやつ型)

    嗜好性が高く、確実に投与しやすいのが特徴です。

  • 錠剤タイプ

    食事制限がなく、手軽に投与できます。

  • オールインワンタイプ

    1錠(または1滴)でノミ・マダニ・フィラリア・消化管寄生虫をまとめて予防できるタイプもあります。

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よくあるご質問(Q&A)

Q.室内飼いでも予防は必要ですか?
A.はい、必要です。ノミやマダニは人の衣服や他の動物を介して室内に持ち込まれることがあります。
Q.市販の予防薬と動物病院の薬は何が違いますか?
A.動物病院で処方する薬は「医薬品」であり、駆除率が高く、効果の持続性も保証されています。市販品は「医薬部外品」が多く、成分の濃度や対象となる寄生虫の範囲が異なります。
Q.予防薬は安全ですか?
A.動物の体重や健康状態に合わせて適切な薬を選べば安全に使用できます。当院では個別に最適な方法をご提案いたします。

大切な家族を病気から守るために

寄生虫予防は、犬・猫の健康寿命を延ばすための基本ケアです。 「どの薬を選べばいいかわからない」「以前の薬は嫌がって飲まなかった」など、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。 飼い主様と一緒に、大切なご家族の健康を守っていきます。

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